・損害保険料率算出機構は、「損害保険料率算出団体に関する法律」に基づき、自動車保険参考純率の変更に関する届出を、2021年6月21日付で金融庁長官に行った。
・損保各社は2022年以降の保険料から値下げを実施する予定。
【改定の概要】
①自動車保険の参考純率について、平均で3.8%引き下げる。引き下げ2017年以来4年ぶりとなる。自動車の安全性能の向上で事故率が低下していることを反映した。
②料率区分ごとの較差(割増引率)を見直す。
③自動車保険の参考純率を算出する対象に人身傷害保険を追加する。
【改定の背景】
①先進安全技術の普及促進等を背景とした交通事故の減少
②直近の保険統計等に基づくリスク較差を反映
③人身傷害保険の普及・マーケットへの定着
・近年は自動安全ブレーキを搭載する車両が増えており、事故率が低下している。昨年からは新型コロナウイルスの感染拡大に伴う外出自粛の影響で交通量も減少傾向にある。