外国損害保険協会(FNLIA)は7月3日、会員会社の2018年度の業容を発表した。それによると、会員18社の収入保険料(積立保険料除く)の合計は、9,234億円となった。会員会社18社中、再保険会社3社を除く15社の元受正味保険料(除く積立)の合計は、前年度比32.9%増の7,455億円となった。
元受正味保険料の種目別では自動車保険2,236億円(前年度比69.8%増)、傷害保険1,957億円(同5.9%増)、新種保険1,518億円(同15.3%増)、火災保険1,364億円(同44.1%増)など。
各社別の収入保険料(除く積立)では、AIG損保が5,108億円となり、会員会社全体の55%のシェアとなった。
チューリッヒ917億円、スイス再保険737億円、チャブ保険646億円、アメリカンホーム564億円、ミュンヘン再保険403億円、アリアンツ火災192億円、カーディフ損保134億円、現代海上127億円、トランス・リー112億円と続いた。
なお、積立保険料を含む収入保険料の会員会社合計は9,230億円なる。
経営の健全性を示すソルベンシー・マージン比率は、AIG損保が1189.5%となり、チューリッヒ731.7%、スイス再保険654.9%、チャブ保険1609.3%、アメリカンホーム1095.0%、ミュンヘン再保険604.3%、アリアンツ火災872.6%、カーディフ損保744.4%、現代海上832.7%、トランス・リー440.0%などとなっている。
代理店数は、18社合計で2万7,234店。会社別ではAIG損保が2万3,575店で86.6%のシェア。チャブ保険が2,093店でこれに次ぐ。
また、社員数は全体で8,815人。AIG損保が6,329人で71.8%のシェア。チューリッヒ保険が808人でこれに次ぐ。