太陽生命保険が、バミューダ籍の生命保険会社のフォーティテュード・インターナショナル・リインシュアランス(フォーティテュード・リー)に40億ドル(約6000億円)の保険契約を移管したことがわかった。対象は終身年金事業の契約で、太陽生命は移管後も契約管理を続ける。両社が再保険契約を結ぶのは今回で2例目となる。
フォーティテュード・リーの親会社であるFGH Parent(フォーティテュード)はT&Dホールディングス(HD)の持ち分法適用会社で、米投資ファンドのカーライルも出資している。フォーティテュード・リーが国内で再保険契約を結ぶのは今回が6回目となる。
保険契約のリスクを外部に移せば、必要となる資本量が減少し収益性の向上が期待できる。生命保険業界では、収益性の改善を目的に再保険を活用する動きが広がっている。
第一生命ホールディングス(HD)は3月7日、米保険子会社のプロテクティブが保有する保険契約の一部を米系生保のレゾリューションライフに再保険として移管すると発表した。対象の保険契約は約97億ドル(約1兆4000億円)。