三井住友海上は2021年1月29日、新経営体制に関する記者会見をオンラインで開催し、舩曵真一郎副社長が4月1日付で新社長に就任することが発表された。
舩曵氏は、「当社グループでは、本年度からCSV(Creating Shared Value)をDXによって実現していくことを標榜しているが、これを実現するに当たっては、まず解決すべき社会的課題を明確にしていくことが求められると思っている。足元、コロナ禍の影響や課題が多いが、未来にわたっては気候変動リスクが世界、日本、そして保険業界、当社にとって最も大きなリスクになると考えている。気候変動リスクへの対応という領域で当社が世界のリーダーシップを目指していきたいと思っており、そのために、カーボンニュートラルの推進や再生エネルギーの普及、自然災害に対する補償といったテーマにおいて世界でイニシアティブをとれるような事業基盤をつくっていくことを考えて事業運営していきたい」と答えた。