お知らせ

直近の大手損害保険会社の海外進出動向

①損保ジャパン、英子会社を売却へ 海外事業再編

・損害保険ジャパン日本興亜は、損害保険を手掛ける英子会社を2017年度中にも売却する。売却先は米投資会社で、売却額は1千億円超となる見通し。損保ジャパンは成長の見込める海外で事業展開を進めているが、相次ぐ買収で機能の重複も目立っていた。売却資金を次の買収にあてるなどして成長につなげる。

②三井住友海上、シンガポール№1グループに、ファーストキャピタルを買収

・三井住友海上は2017824日、カナダ大手の保険・金融グループであるFairfax社とのグローバルなパートナーシップを結ぶとともに、Fairfax社グループ傘下でシンガポール最大の損保会社First Capital Insurance Limited社の買収に関して基本合意したと発表した。今回の買収で三井住友海上は、シンガポールで第1位の保険会社グループとなる。

③東京海上、ミャンマー保険大手と提携

・東京海上ホールディングスは2017720日、ミャンマーの保険大手グランドガーディアン保険と提携した。現地の有力保険会社と手を組み、保険料を決める指針の改定や販売の認可など同国の規制情報を迅速に得るのが狙い。ミャンマーは保険料収入が毎年10%以上増えており、高い成長性が期待できる。

・ミャンマーでは2015年の規制緩和によりティラワ経済特区内での営業が認められ、東京海上などが保険販売を始めた。グランドガーディアン保険は社員2人を同国の監督当局に派遣するなど、最新の規制動向に明るい。

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