・大手損害保険各社は、歴史的に日系商社や大手メーカーの海外事業拡大に伴って海外に拠点を設置し、現地保険ビジネスの拡大につとめてきたが、近年は中堅・中小企業の海外展開も進み、日系企業に対する現地での保険サービスの提供が益々求められている。
・2000年以降は、特に大手損保は海外保険会社との提携やM&Aを通じて本格的に現地ローカル市場(現地企業や個人マーケット)に参入するようになってきている。日本の損保市場拡大が見込みにくい一方、新興国等では市場拡大および収益性が見込めることから、損保会社は様々な課題に取り組みながら、今後益々活発に海外展開を進めていくのではないかと思われる。